英語と筋トレの関係性 ②反復
今回は②反復の共通項について説明します。
筋トレをやり始めて気づいたこと。
英語のトレーニングも筋トレも同じことの繰り返しである反復が大事だということです。
筋トレを行う際、同じ動きを12レップ(回)×4セットします。
なぜ繰り返し行うのかというと、筋肉が大きくなるには、回数をこなさなければいけないからです。1~5回では効果的ではありません。適度な回数を毎週同じルーティンで繰り返す。その反復運動によって結果、筋肥大が起きるのです。

では、英語学習ではどうでしょうか。
例えば、数十冊もの英会話の参考書を一度読んだだけでそこで学んだものがいざと言うときに使いこなせるでしょうか?
英会話というものは、そのシチュエーションの際に、咄嗟に口をついてでてくるようになってはじめて使い物になったと言えます。
ウ~ンと悩んで思い出して、ようやく言葉が出てきた時には、もう会話は次に進んでいることでしょう。
「この文章を英語で言いたい!」と思ってから、瞬間英作し、言葉にするまでの時間を出来るだけ短くしなければいけません。数秒の世界です。

そのためにはどのような練習が必要か。
大量のテキストを買って、言い回しや文法をやみくもに覚えるのではなく、実際に使える言いやすい表現だけを繰り返し反復してください。
実際に日常会話で使う言い回しは80~100個程度。これは中学英語で習う量です。
大量の文法や難しい表現をうろ覚えしたところで使えないと元も子もありません。
それよりも100程度に絞り込んだ英文を反復して、体に刷り込む方がよほど簡単に、効率よく英語が話せるようになります。
当スクールの日常英会話クラスでは、使いこなせる適度な量の言い回しや文法を掲載しており、なおかつ「これさえ覚えていたら言いたいことが全て言える」テキストを生徒さんのレベルに応じて厳選しています。
英会話習得や理想の体への近道は、量をこなす以前に、同じものを繰り返し反復すること。
これが最小の努力で最大の効果を生むのです。